転職をすることが珍しい時代ではなくなりましたが、中でも美容師の離職率は非常に高く、三年以内にお店を辞めるという人の割合は８０パーセントにものぼるそうです。
しかし、それはマイナスな原因だけではなく、キャリアアップを考えお店を変えるという人も多く存在するから故なのです。
若いうちは安月給でも生活ができ、自分の目指す道だけを考えることができますが、特に男性の場合結婚をするとなると考えなくてはならないのがお給料のことです。
普通のお店ではどんなに頑張っても月給２０万前後というデータもあることから指名の取れない、または能力を活かせないようなお店では長く働いてはいけないのです。
厳しい男性美容師の世界
男性の美容師は２０歳から３４歳までがほとんどであり４０歳以上は６パーセント程度しか存在しないというデータがあります。
これは、美容師の一般的なお給料では生計を立てることが難しいことを意味しており、一流サロンでトップスタイリストになるか独立を目指さない限りはそれを克服することができません。
若いうちは華やかな美容師の世界に憧れても、年を取るにつれ同じ店で働き続けることをあきらめざるを得ない場合もあるのです。
現代において女性の場合は美容師時代に培ったスキルを活かし、まつげエクステの免許を取り働いていくという手もありますが男性にはあまり人気がありません。
その為早くから厳しい競争を勝ち抜いて自分の道を切り開く他ないのです。
キャリアアップのためには
美容師にも場所や系統によってカラーは様々です。
コンサバ系のスタイルを得意とするサロン、ゴージャス系を得意とするサロンなどのスタイルもそうですが、お店の雰囲気も様々です。
高級感をウリにしたサロンに個性派の美容師は不釣り合いですし、森の中をイメージしたサロンにギラギラとした雰囲気の美容師は場の雰囲気にそぐわないと言えます。
まずはどのようなサロンに就職したいかを見極めることが大切です。
多くの美容師さんが大手チェーンで大勢の美容師求人を行っているところで修業をし、自分の得意とする道へと進みます。
それはもしかしたらヘアのみでなくメイクであったり、セットであったり意外な分野かもしれないので関連することは出来るだけ身に着けておくと良いでしょう。
お客さんの立場からも、美容師を選ぶにあたってはただ単にスキルの高さではなく、居心地の良い雰囲気を作ってくれる相手であったり顔が好みであったりもします。
今いるサロンで長く続けていけないなと考えたら美容師求人を探し、自分を求めてくれるお客さんを探しほかの店でリトライしてみるというのも一つであるといえるでしょう。